L-カルニチンの効果は嘘。脂肪燃焼効果はない

L-カルニチンにダイエット効果があると言われる理由は、体のしくみとしてカルニチンが脂肪燃焼(脂質代謝)に必須の成分だからです。

L-カルニチンが脂肪燃焼に関与するしくみは次の通りです。

まず、L-カルニチンが細胞内のミトコンドリア内膜に存在し、それが酵素によってカルニチンに変換され、これが脂質代謝に関与しています。

確かに、L-カルニチンは生体のエネルギー代謝に不可欠な成分です。

この事実を以って、L-カルニチンのサプリメントにダイエット効果がある、脂肪燃焼効果がある、などの飛躍した論理に発展したわけです。

もちろん、裏でダイエット関係の業界が、テレビなど宣伝広告に資金を費やしていたのは言うまでもありません。

L-カルニチンは体内で勝手に生成される成分であり、わざわざサプリメントで補わなくても十分に足りています。

脂肪を燃焼するというL-カルニチンの効果は間違っていませんが、サプリで補わなければ不足するというのは嘘の情報なのです。

L-カルニチンの効果に関する公的機関の試験結果は次の通りです。

「L-カルニチン200mg/日を8週間摂取させたところ、体重、体脂肪率、BMIに影響は認められなかった。」

要するに、L-カルニチンにダイエット効果がないことが、公的機関の試験結果で証明されているということです。

L-カルニチンサプリの口コミはほとんどステルスマーケティングです。ほとんど売りたいがための都合のよい(嘘の)口コミしかありません。

しかも、L-カルニチンには副作用があります。

例えば、L-カルニチンには吐き気や嘔吐、興奮などの副作用があるし、動脈硬化のリスクを高めるとも言われています。

当然、妊娠中や授乳中におけるL-カルニチンの安全性は確認されていないので、妊娠中や授乳中はサプリメントによるL-カルニチンの摂取を避けなければなりません。

L-カルニチンの摂取量の上限目安は、1日当たり1000mgまたは体重1キロ当たり20mgです。これを超えてサプリメントで摂取すると副作用が出ることになります。

カルニチンダイエットなどと言いますが、実際にはL-カルニチンにダイエット効果がないばかりでなく、副作用(特に動脈硬化の促進が怖い)もあります。

L-カルニチンでダイエットをしたいなら、サプリではなく食事から補うようにした方がよいです。

L-カルニチンが多い食品は牛肉(118mg)、豚肉(27.4mg)、ロブスター(27mg)、岩ガキ(24.3mg)、鶏肉(8mg)、マグロ(3.4mg)などです。

※100g当たり

牛肉など肉系の食品に多いわけですね。

しかし、L-カルニチンを食品から補っても体重が減る、基礎代謝や消費カロリーが増える、といったことはありません。

カロリーを消費するなら運動を行う、本気で痩せたいなら食事制限を行うべきです。