ヨーグルトダイエットに効果はない。逆に太る可能性が高い

ヨーグルトダイエットの効果は、ヨーグルトに含まれるカルシウムが関係しています。カルシウムに体脂肪を減らす効果があると言われているのです。

また、ヨーグルトが含む乳酸菌には腸内環境を整えて、便秘を改善する効果があるとも言われています。

ダイエットに役立つカルシウムと乳酸菌を両方補えるので、「ヨーグルトダイエットは効果がすごい!」などと言われているのです。

しかし、ヨーグルトのダイエット効果が過大評価されているとすれば…。

実際のところ、ヨーグルトの腸内環境を整える効果、便秘を改善する効果の両方が嘘である可能性もあります。

より正確に言えば、乳酸菌が作り出した酸っぱい成分=乳酸には腸内環境を整える効果があります。(乳酸菌自体は胃酸で死滅するので、効果はありません。)

だけど、ヨーグルトが含む乳脂肪は腸内環境を悪化させる成分でもあります。

さらに、カルシウムのダイエット効果にも疑わしい部分があります。

なぜなら、カルシウムのダイエット効果については、次のような、公的機関の2つの相反する試験結果があるからです。


「過体重または肥満の人による6ヶ月以上のカルシウム摂取は、わずかな体重および体脂肪の減少と関連が認められたが、より質の高い試験が必要」

「カルシウムサプリメントまたは乳製品の摂取は体重、体組成、体脂肪に影響を与えなかった」


前者は「体重と体脂肪が減った。(しかし本当にカルシウムの摂取が原因なのか更なる試験が必要)」であり、カルシウムのダイエット効果が断定されたわけではありません。

後者は「体重も体脂肪も減らなかった」であり、カルシウムにはダイエット効果がなかったという試験結果です。

総合的に評価すると、カルシウムを摂取しても体重、体脂肪が減らない可能性の方が大きいと言えます。

ヨーグルトダイエットの効果は上記の通り疑わしいわけですが、ヨーグルトダイエットに興味がある人は、ヨーグルトが高カロリーな食品であることも考慮する必要があります。

(ヨーグルトの全脂無糖は100g当たり62kcal)

だから、毎日ヨーグルトを食べるなら、ヨーグルトの摂取カロリー分はより厳しく食事制限しないと逆に太る結果になるでしょう。

ヨーグルトにダイエット効果があるかどうかは疑わしいけど、健康維持のために食べる、という人も多いと思います。

ただし、ヨーグルトの乳脂肪は動物性脂肪の一種(霜降り牛の脂と同じ)なので、動脈硬化を促進させるという健康維持に対するマイナス面もあります。

また、動物性脂肪(腸内悪玉菌のエサ)の摂取は腸内環境が悪化する原因なので、ヨーグルトの摂取でかえって腸内環境が悪化する人もいるでしょう。

だから、ヨーグルトはダイエットだけでなく、健康維持にも不都合な食品かもしれません。

ヨーグルトダイエットには、次のようなバリエーションがあります。


塩ヨーグルト)
×ヨーグルトに塩を振って食べることで、乳酸菌の効果が増す。
○塩分の過剰摂取はむくみの原因になる。

ホットヨーグルトダイエット)
×ヨーグルトを温めて食べることで、乳酸菌やカルシウムの吸収率が上がる。
○温めて食べても吸収効率は変わらない。


どれも間違った情報です。

ヨーグルトダイエットで痩せる可能性は低く、ダイエットのためにヨーグルトを無理やり多量摂取すると動脈硬化の原因にもなりかねません。

ヨーグルトダイエットは百害あって一利なしだと言えそうです。