妊娠初期の便秘解消法。妊娠中の便秘薬は危険!

妊娠初期が便秘になりやすいのは、妊娠によるホルモンバランスの変化が関係しています。というより、妊娠初期だけでなく妊娠中は便秘になりやすいです。

だけど妊娠初期は便秘に加えてつわりの症状もつらく感じる時期なので、便秘だけでも改善して体の負担を軽くしておきたいものです。

妊娠すると便秘になりやすい理由は、次の2つの原因が大きいです。

1.ホルモンバランスが変化する
2.つわりで食生活が変わる

妊娠すると黄体ホルモンの分泌量が増えてホルモンバランスに変化が起こりますが、黄体ホルモンが増えると腸内の水分量が減り、これが便秘の原因になります。

便秘の原因の1つは腸内の水分量が減って、便が固くなることなのです。

また、つわりによって食べ物に偏りが出てしまい、これが食物繊維の摂取不足を招いて便秘を悪化させます。

では、妊娠中は便秘を解消するために便秘薬を飲むべきでしょうか。

いいえ、妊娠中に飲む便秘薬の種類によっては、副作用により早産や流産を引き起こす可能性があります。

センナや大黄を原料にした便秘薬は早産や流産の危険があります。(便秘薬の大半はセンナが原料であり、便秘茶のほぼ全部はセンナ系の植物が原料です。)

たとえ植物成分の安心な便秘薬だと書いてあっても、センナや大黄が含まれていることは十分に考えられます。なぜなら、センナや大黄も植物成分だからです。

だから、妊娠中に便秘薬(または便秘茶やダイエット茶)をどうしても飲みたいなら、薬剤師に相談してからの方が良いです。

しかし、妊娠中や妊娠初期に限りませんが、便秘薬は基本的に飲まない方が良いです。なぜなら、便秘薬は便秘を改善する薬ではないからです。

むしろ、便秘薬は便秘を悪化させる薬だと言った方が正確です。

便秘薬の常用は大腸メラノーシスの症状(大腸が真っ黒に染まる)を引き起こし、便秘薬の効き目を弱くしていきます。

最終的には便秘薬に頼らなければ排便できない体になるので、妊娠中に限らず便秘薬を飲むのはおすすめできないのです。

それでは、妊娠初期の便秘解消法として何をするべきでしょうか?

まずは、野菜を積極的に食べて食物繊維を補うようにし、便秘薬に頼らず排便できるように努力してみましょう。

妊娠中のつわりで野菜を食べられない場合、食物繊維の代わりとしておすすめできるのがオリゴ糖です。それも、ラフィノースのような高純度オリゴ糖が特におすすめです。

また、普通の食物繊維よりも、高純度オリゴ糖の方が便秘改善効果は大きいです。

オリゴ糖は腸内にいるビフィズス菌や乳酸菌のエサとなるため、腸内環境を改善させる効果が大きいからです。

基本的に、オリゴ糖は水溶性食物繊維(水に溶ける食物繊維)のような性質があります。便に水分を加えて、便を柔らかくする性質です。

野菜や豆などで補える食物繊維は、不溶性食物繊維(水に溶けない食物繊維)の割合が多いです。不溶性食物繊維には、腸内で水分を取り込み便のカサを増やす効果があります。

もちろん、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維は両方補った方が便秘の改善には効果的なので、野菜を食べつつオリゴ糖も補う方が便秘が改善しやすいです。

妊娠中はホルモンバランスの変化によって腸内の水分量が減る(便が固くなる)わけですから、水分もできるだけ多めに飲むようにしましょう。

また、便秘を改善すると言われるツボもありますが、これは一時的にお腹を刺激するだけなので、根本的な便秘の改善にはつながりません。

根本的に便秘を解消したいなら、腸内環境を整えるべきです。その意味から、便秘のツボを押すよりも野菜やオリゴ糖を補う方がよいでしょう。

また、便意を感じた時に我慢すると、便秘が悪化します。だから、便意をもよおしたら我慢せずにすぐにトイレに行くべきです。

運動不足も便秘を悪化させる要因なので、妊娠中でも可能なら軽めの運動から始めてみるのも良いでしょう。