脂肪燃焼スープで一週間-8キロは嘘!ひどすぎるダイエット法

脂肪燃焼スープダイエットとは「たった一週間で8キロも痩せることが可能」と言われているダイエット方法です。

食べるほど痩せる脂肪燃焼スープを7日間飲む(食べる)ダイエット方法です。

しかし、スープを飲むだけで一週間で8キロも痩せることができるのでしょうか。また、脂肪燃焼スープには本当に脂肪燃焼効果があるのでしょうか?

脂肪燃焼スープの基本的なレシピは、「玉ねぎ、セロリ、キャベツ、トマト、にんじん、ピーマン」の野菜を、「鶏がらスープの素、昆布、塩、生姜」で味付けします。

味付けの材料はコンソメスープに置き換えてもOKです。

レシピの通り、脂肪燃焼スープの材料はごくありふれた野菜です。味付けの材料はダイエットに関係ないので、実質的にダイエット効果があるなら野菜の方でしょう。

材料の玉ねぎに脂肪燃焼効果があって、ダイエットに役立つのでしょうか。あるいは、セロリ、キャベツ、にんじん、ピーマンに脂肪燃焼効果があるのでしょうか?

いいえ、これらの野菜には脂肪燃焼効果などありません。

しかし、トマトだけは脂肪燃焼効果があると言われている野菜です。

トマトの13-oxo-ODAという成分に、脂肪燃焼効果があると言われているのです。トマトダイエットというダイエット方法もありますね。

この13-oxo-ODAは京都大学が発見した成分です。

ただし世間一般では、13-oxo-ODAの「血中中性脂肪改善効果」を「脂肪燃焼効果」と取り違えています。

要するに、トマトの13-oxo-ODAには脂肪燃焼効果があるのではなく、血中中性脂肪改善効果があるというのを京都大学が発見したのです。

まぎらわしいですが、血中中性脂肪改善効果はダイエット効果ではありません。

血液中の中性脂肪の数値を改善する効果なので、脂肪の燃焼とは関係ないのです。言い換えれば、高脂血症を改善して動脈硬化のリスクを減らす健康効果です。

だから脂肪燃焼スープのレシピの材料である、トマトを含めた全ての野菜には脂肪燃焼効果がない、ということです。

では、なぜ「脂肪燃焼スープダイエットで一週間-8キロ」などのキャッチフレーズが世の中に出回っているのでしょうか?

実は、脂肪燃焼スープダイエットは置き換えダイエットの一種です。

脂肪燃焼スープダイエットには細かいルールがあり、スープ以外は摂取カロリーが厳しく制限されるダイエット方法です。

だから、断食に準じた厳しいカロリー制限で痩せる食事制限なのですね。

しかし、標準的な体重の人の1日総消費カロリーは1800~2000kcalくらいです。仮に一週間絶食したとしても、2キロ弱しか痩せられません。

脂肪燃焼スープダイエットは一応カロリーを摂取するわけなので、一週間で2キロも痩せられないわけです。

だから、「一週間-8キロ」というのは、このダイエット法の考案者が世間の注意を引くために付けた単なるキャッチフレーズですね。

脂肪燃焼スープダイエットには、第一日目から第七日目まで細かいルールがあります。例えば、「一日目はスープとフルーツしか食べてはならない」といったルールです。

肉を食べてはいけないので、ダイエット中に重要な栄養素(筋肉を作る材料=基礎代謝を温存する栄養素)であるたんぱく質は補えず、栄養の偏りがひどいことがわかります。

その他、


「二日目はスープと野菜のみで夕食はベイクドポテトを食べても良い。」

「三日目はスープとフルーツと野菜の日。ベイクドボテトを食べてはならない。」


など、メニューに一貫性がなく(なぜ二日目だけベイクドボテトを食べても良いのか?)、四日目以降も意味不明のルールが存在しています。


「四日目はスープとバナナ、スキムミルクの日」

「五日目はスープと肉とトマトの日」

「六日目はスープと牛肉と野菜の日」

「七日目は玄米と野菜とフルーツジュースの日」


なぜ五日目と六日目だけ肉を食べてもよいのかも不明です。

とにかく言えることは、「脂肪燃焼スープダイエットで一週間-8キロ」は嘘だということです。また、栄養が極端に偏る食事制限の方法だと言えますね。