足のむくみの原因と一番簡単なむくみ解消法

足のむくみの原因は病気(臓器の機能低下)の場合も考えられますが、病気でない場合の足のむくみの原因は、血液中の水分が足に滞るからです。

足にむくみが発生する原因となる病気には心臓病、腎臓病、肝臓病、内分泌性浮腫、栄養障害性浮腫、薬剤性浮腫、妊娠に伴う浮腫、原因不明のむくみがあります。

よって、足のむくみが何らかの病気のサインである可能性も考えられます。むくみの原因が病気だという直感がある場合、病院に行ってみる必要があるかもしれません。

そして、足のむくみの原因で病気が関係しないものは、冒頭に書いた通り、血液中の水分が流れきれず足に滞ることです。

では、なぜ血液中の水分が足に滞るのでしょうか。

血液は心臓のポンプ機能で動脈側の血管から全身を流れ、体の各所の細胞に酸素と栄養を届けて、静脈側の血管から心臓へ戻ります。

細胞から静脈に戻れなかった血液の水分は、リンパまたはリンパ液と呼ばれています。このリンパ液を回収する役割を持つのがリンパ管です。

いわゆるリンパマッサージは、この血液の水分(=リンパ液)を流すためのマッサージですね。

リンパ液が足に滞る原因は複数あります。

長時間立った状態にあること(重力)、運動不足、塩分の過剰摂取などです。

リンパ管には逆流を防止する弁がありますが、心臓のようなポンプ機能はありません。リンパ管には自らリンパ液を流す機能は備わっていないのです。

長時間の立ち仕事をすれば重力によってリンパ液は足に停滞しやすくなりますが、リンパ管には心臓のポンプ機能のような強制的に流すしくみがありません。

だから長時間の立ち仕事をした時には、足にむくみが発生しやすいのです。

では、リンパ液が流れるしくみは何でしょうか?

それは、筋肉の収縮です。体を動かして筋肉を収縮させる時の圧力によって、リンパ管に圧力をかけてリンパ液を流しています。

立ちっぱなしで歩かない(足の筋肉を使わない)なら、足にリンパ液が溜まり放題で、流せもしないわけですね。

だから、足のむくみを改善する1つの方法が、立ち仕事の合間に歩いたりして、足のむくみが発生した部分の筋肉を使うことです。

歩いて筋肉を収縮させ、リンパ液を流し、足のむくみを改善するわけです。

足のむくみを改善させるもう1つの方法は、塩分の摂取量を減らすこと(またはカリウムの摂取量を増やすこと)です。

塩分の摂取量が過剰だと、過剰な塩分は体の細胞が抱えます。そして、細胞の塩分濃度を薄めるために、細胞が水分を余分に抱え込むようになります。

細胞が水分を余分に抱え込めばむくみになりますね。

さらに、塩分の過剰摂取は血圧を上げる原因にもなります。血液の圧力が高いわけですから、リンパ液(静脈へ戻れなかった血液の水分)も足にたまりやすくなります。

塩分の過剰摂取が足のむくみの原因なわけですから、逆に塩分の摂取量を控えることで足のむくみが改善するわけです。

また、カリウムには体の余分な塩分(ナトリウム)を体外に排出する効果があるので、カリウムの摂取は足のむくみの改善に効果がある方法です。

しかし、もっと簡単な足のむくみの解消法は、足の高さを体より高くして寝ることです。

立ち仕事で足にむくみが発生する原因は、重力によって足にリンパ液が停滞することです。だから、足の高さを体の他の部分より高くすることで、足のむくみが引くわけです。

足を高くして寝るだけで、翌朝には足のむくみがすっきり解消しています。

マッサージなど手間がかかるばかりで効果が少ない方法より、この方法の方が簡単なうえに確実に足のむくみが引きます。