足痩せストレッチには効果がないので・・

足痩せストレッチは効果的な美脚ダイエットの方法として知られています。足痩せと言えばストレッチかマッサージを想像する人は多いですね。

太ももやふくらはぎのセルライト除去も足痩せストレッチなら簡単。

足痩せ効果とセルライト除去もできる足痩せストレッチは、例えば次のような方法です。


1.足裏を合わせるようにあぐらをかいた状態で、膝を上下に上げ下げする。

2.次に、仰向け状態に寝そべる。

3.足を片方ずつ上げ下げしてストレッチ。

4.両足を上げた状態で開脚&足を閉じてかかと付けるを繰り返す。

5.両手で腰を支えて腰ごと両足を持ち上げ、自転車でペダルをこぐ動きをする。


よく見かける足痩せストレッチはだいたいこんな感じですが、本当にこんな簡単なストレッチで足が細くなったり、セルライトが消えたりするのでしょうか?

もし足痩せストレッチを繰り返しても、足が全く痩せないとしたら…。

実は、足痩せストレッチには足を細くする効果も、お尻を小さくする効果も、セルライトを除去する効果も全くありません。

なぜ足痩せストレッチに効果がないのか、その理由を解説します。

足痩せストレッチで痩せる理由は、次のように解説されることが多いです。


1.股関節の歪みが下半身太りの原因である。だから、下半身痩せのカギはストレッチで股関節を柔らかくし、骨盤の歪みを矯正すること。

真実)骨盤ダイエットの効果は医学的に否定されている。


2.下半身太りの原因は骨盤の歪みである。だから、ストレッチで骨盤矯正をすれば下半身が痩せる。 

真実)骨盤ダイエットの効果は医学的に否定されている。


3.足が太い原因はむくみであり、足の太い部分にリンパや老廃物が停滞しているからむくみが発生する。

だから、ストレッチで血行を促進してリンパや老廃物を流せば足が細くなる。

真実)リンパを流すマッサージ(リンパマッサージ)と考え方は同じ。しかし、足が太い原因の99%以上は足の脂肪であり、リンパや老廃物(むくみ)ではない。


上半身は細いけど下半身だけ太いと悩んでいる場合、足痩せストレッチやリンパマッサージで足が細くなると信じてしまいます。

下半身だけ太い理由は、生まれつき下半身に脂肪が付きやすい体質(女性は特にそう)が関係しています。

下半身に脂肪が付きやすい体質というのは、ある一定の段階まで体脂肪率が減った時には下半身の脂肪が優先的に落ちやすい体質とも言い換えられます。

脂肪の付き方が「まず下半身に付く⇒次に上半身に付く」遺伝的体質を持った人なら、体脂肪率を減らしていけばまず上半身の脂肪が落ち、次に下半身の脂肪が落ちます。

要するに、脂肪が付いた順番とは逆の順番で脂肪が落ちていくわけです。

だから結局のところ、足が太い原因は体脂肪率が高いこと(要するに隠れ肥満の一種)であり、普通にダイエットをして体脂肪率を下げていけば足痩せにつながります。

体のしくみは部分痩せできないようになっており、足痩せストレッチをしたからといって足の脂肪だけ優先的に落ちることはありません。

その観点からは、足だけ動かすストレッチやエクササイズをしても無意味です。

足の脂肪を減らしたければ、ジョギングやウォーキング、あるいは食事制限をして全身痩せする方が効率が良いのです。

なお、足痩せストレッチやマッサージで血行を良くすれば冷え性が改善すると言いますが、血行を良くするなら有酸素運動で心肺機能を高める方がはるかに効果が高いです。

足の末端の毛細血管まで血液を送り届けるためには、心臓の血液を送り出す機能を高める必要があるのは当然のことです。